茅ヶ崎のそこそこタフなラフな家

身の丈の性能と偏りのコダワリ

予想外の出費だグエ。

調子どうですか。

 

ダメージ系のタイトルの語尾には、「グエ」を付けるってのはいかがでしょう。

「勝手にしろや」ごもっとも。

 

さて、生まれてこのかた当たり前に使用し続けている我が国の水道水を、さらに言えばその水の通り道について特段考えることなんてそうそうないですよね。

我が家の建て替えのタイミングで、そんな”水道管”にフォーカスしてみる。

 

築35年に及ぶ親の代から引き継いだ旧家屋を解体し、新築工事の最中なわけですが、水道管においては既設管を流用可能と考えておりました。

しかしこの水道管、現状推奨されていない鉛製であるという。

さらに、35年以上経過しているものだから、水道屋さんが難色を示しているらしい。

そんなこともあり、交換を余儀なくされるわけでございます。

 

なぜ、鉛管じゃダメなんじゃい?

www.pref.kanagawa.jp

神奈川県のホームページによれば、噛み砕くと下記2点の懸念から、鉛管の撤去及び交換を「鉛管解消事業」として推進しているようです。

  • 経年劣化による漏水のおそれ
  • 人体に有害な鉛の水道水への溶出のおそれ

なるほど、もっともです。

ステンレス製のピンピンのに交換するのに異論は一切ございません。

むしろ、その交換マンモスやりたい。

え、使い方違う?

 

さて、撤去、交換の際はこんな感じ。

 

f:id:sameo-japan:20190521170900j:plain

鉛製給水管について - 神奈川県ホームページより 

 

  • 宅地内は、自己負担でやってね。
  • 公道内は、県営水道局でやりますよ。

これも、納得するしかございません。

仕方ないことですわな。

「鉛管解消事業」の背景に、経年劣化による漏水の懸念や、人体や環境に好ましくないからという理由があって、公・民で管理範囲を明確にして解消していこうぜってのは理解した。

今回我が家に該当する範囲は下図に記した部分で、漏水などの修理は無償で対応してもらえるみたいだけど、取り替えの場合は自己負担となるようだ。

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新築において想定外の出費ではあるが、しゃーない。

新築を機に既存の鉛管を解消しようじゃないか。

 

しかし!!

 

ここからが釈然としない。

肝心の公道内の水道管はどうかと水道屋さんに確認すると、本管は更新されているものの、支管は現状鉛管らしいんですよ。

県や市の財政の兼ね合いとか諸事情あることとは存じ上げますがね、HP上で鉛管を通過した水道水の鉛含有量の安全性を謳ってまで、鉛管の使用を続けている矛盾がモヤモヤしてしまうんですよ。

しません?

しかも、この県営水道による維持管理する部分を敢えて交換したければ、自己負担で可能らしいんですけど、35年以上使ってる(修理履歴は未確認)鉛管なんて、こっちとしたら交換したいに決まってるじゃないですかーい。

 

コレ、足元見てませんか。

ちなみに、大蔵省令15号「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」では、建築附属設備として耐用年数15年とされています。

これは水道管には適用されないんですかって話。

ムグ~。

 

自分のやれるアクションは一応してみるつもりです。

この顛末はまた今度ということで。

 

スッキリしないで終わる気か。

 

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