茅ヶ崎のそこそこタフなラフな家

身の丈の性能と偏りのコダワリ

超やっつけな検査

調子どうですか。

 

さて、今回は建設住宅性能評価における「内装下張り工事の直前検査」ってやつに首突っ込んでまいりましたよ。

検査の立会いは今回でもう3回目になります。

 

ちょっとおさらいしますと、1回目が基礎の配筋工事が完了した時点。sameo-japan.hatenablog.com

 

2回目が構造躯体の工事が完了した時点。sameo-japan.hatenablog.com

 

そして今回が、内装下地張り工事の直前ってタイミングでの検査になります。

一世一代の大きな買い物と考えますので、会社への半休届も遠慮なく申請いたします。

しかし、わたくし毎回こういった検査へ参加させていただくわけですが、もちろん知識があるわけでもないわけで、邪魔こそすれ役に立つようなことは全くございません。

けれどもそこに居たい。

居させてくれほんの少しだけ。

 

さて、傍観者としての気付きをしたためますよ。

基礎配筋検査、構造躯体検査とお世話になっております毎度のUDIってとこで今回もジャッジいただきます。

検査開始予定時刻が13:40からとのアナウンスをいただいておりましたので、午前中で仕事を切り上げ13:25頃到着。

昼メシ抜いて何とか間に合った。

 

しかし残念なことに、すでに始まっちまってる模様。なんじゃい。

検査員の方が早く着いてしまったようで、わたくしが到着した開始15分前には、すでに1Fが終わっている・・・。

 

こういう時間のルーズさって、建築業界では当たり前なのだろうか。

工務店からすれば、一度きりの施主より今後も長く付き合う検査会社のスケジュールに重きをおく、なんて具合だとすれば失礼な話だ・・・などと釈然としないまま検査を見守る。

 

・・・まぁしょーがない。

今回も難しそうなことは雰囲気で感じようと傍観するわけです。

 

そんなこんなで見てると・・・。

 

今回の検査員・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とんでもないのが来てる。

 

どんなとんでもないかと申しますと。

この検査員。

 

「ここは・・・まぁ~いっかぁ。ちゃんとやってるでしょ」とか「こんなんだと怒られちゃうなぁ」なんつって到着したてのわたくしに向かってテヘペロやってる。

 

・・・このおっさん、コレ俺のこと作業者だと思ってんのか。

 

ペロって舌を出すご愛嬌なそれに、わたくしは無慈悲な視線を返すわけです。

おっさんからしたらきっと、わたくしを作業者と思い込んでるんでしょうから「甘くしてやってるのにコイツなんちゅー目で見やがるんだ」ってな感じなんでしょうか。

まぁチョロチョロやってるわけです。

わたくしが施主であることに気付くのは、この少しあとになるわけですが、もうおっさんがやってること全てがペラッペラに見えてしまうのは仕方ないでしょう。

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施主!?

ヤベッ。

一応ぽい動きしだす。

わたくしが到着してから、ものの数分で帰って行きましたけどね。

この人これでメシ食えてんだと思ったら日本ってスゲーなって。

 

こんな茶番を尻目に、ただ粛々と気密シートを貼り続ける大工さん。

パシュッパシュッ。

背中が違うわ。応援してます。

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今回の検査員さんがする我が家の判定なんて、輪郭だけの形骸化されたものなんじゃなかろうかと素人のわたくしでも察しましたので、同席しておりました工務店の現場監督さんと設計さんに改めて「これは?」「あれは?」などとわたくしの腹落ちの為の確認作業を一通りさせていただきました。

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外気に接する壁や天井はアクアフォームっていう硬質ウレタンが140mm吹き付けられており、内部に面する天井はロックウールってやつが防音用に90mm詰まっているそうです。

今回ポイントとなる検査要点は、外部扱いとなるインナーバルコニーの下の天井はちゃんと吹き付けになっているかってとこです。

外と接しない1F天井はロックウールで埋め尽くされており、外と接するインナーバルコニーの下の1F天井部分はしっかりとアクアフォームが吹き付けられていることを確認できました。ホ。

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現場監督さん曰く「検査員もカチカチからルーズなタイプと色んな人がいますからね」とフォロー入れてましたけど、あれはいかがなものか。

 

建設住宅性能評価における検査は、残すとこ最後の1回、つまり4回目の検査は建物が竣工した時点ってなるんですかね。

自分だけがムキになってるんだとしても、もしかしたら次の検査も再び釈然としないなんてことになったとしても、俺ん家なわけですから全て立ち合いますよ!

 

ちなみに、虐げられしグフな玄関ドアの復元についても、念押ししてまいりました。

sameo-japan.hatenablog.com

sameo-japan.hatenablog.com

 

これについてはみなさまから色々とコメントもいただいておりまして、本当にありがとうございます。

わたくしにとって特別なこの青い出入り口、補修であるならば完全なる復元以外は受け入れられないと工務店に対して力説してまいりました。

さてさて、どう着地するのかは正直おそろ〜ではありますが、自分の意思で家づくりを委ねた工務店ですから、もちろん信用して見守りたいと考えます。

 

ホントお願いしますグエ。

 

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