調子どうですか。
急になんでございますが
愛は無償でございます。
言わずもがな。
媚びることもなければ、確かめる必要もございません。
ただ愛しているだけです。
もう猛烈に一方的。
求めるなんて滅相もございません。
ご安心ください。変な”教え”とかじゃございません。
さて、そんな愛すべき床。
床かい。
いやいや、我が家の床が2年経過いたしましたって話。
いや、どーでもいいって話。
我が家の床は無垢フローリング。
樹種はオークでございます。
そして真っ裸。
無塗装でございます。
コレ無垢の木材の床なんてことだとすると、きっと何かしらの塗料を施すもんなんでしょう。
ネットなんかで調べてみると、やはりそーゆーもんとして推奨されている記事が多いような気がいたします。
しかしなぜに我が家は無塗装か。
強いこだわりがあるんです。
ウソです。
早い。
思慮が及ばなかったと申しましょうか。
ただ知識が足りなかっただけってやつでございます。
オイルなんかを塗ってケアし続けていくのが常道なんだということを。
しかし知っても「じゃあそーゆーやつ塗ろうぜ」なんてことにはならないわけですが。
なんじゃい。
そんなわけで、無垢床に魅せられて、しかしメンテとかはめんどくさい。
そんな方に向けた情報発信を、当ブログはさせていただきたい。
念の為申し上げますが、素人の個人的主観に基づくペラいブログでございますよ。
さて、セクシーフローリング a.k.a. 無塗装な無垢床。
踏めもしないステップを踏み続けること早2年。
わたくし、妻、娘、息子の4匹が所せましと自由奔放にちらかし、図らずも床をいじめ続けてきたわけでございます。
小っちゃい忙しい2匹は特に残酷。
床をキレイに保とうなんてするならば、この2匹を追放するほかございません笑
- おもちゃをぶん投げてヘコます。キズつく。
- 数日前のそれだろうポテチとか落ちてる。油シミ。
- ここで”お絵描き”ちたのきゃい?マーカーの裏写りインクシミ。
- 誰のだねこのよだれ。
無垢床にとって良くないであろうことを挙げればキリがございません。
なんだかんだ言っても、まずは見ていただくのが手っ取り早いですな。
2年経つとこんな感じ。
まずは。
なんか落っことしたのか欠けてる。
残酷~。
塗装の有無は関係ない?
割れてるとこもございました。
ピキッとね。
無塗装の無垢木材ですから、湿気なんかの影響もモロにくらうんでしょう。
塗膜で保護された状態と比べれば、材の伸縮もそりゃ大きいんじゃないでしょうか。
実感として季節によって板と板の隙間とか、反りとか、素人目にも顕著にわかります。
きっとこのキズも、2年という時間の中で木材が太ったり痩せたりと伸縮を繰り返して割れちゃったとかなんでしょうか?
もしくは、夏は湿気でしまってたのが、寒くなって乾燥し、悪目立ちしてるのか。
いや待てよ・・・。
俺が、廬山昇竜覇(ろざんしょうりゅうは)の練習をしていたときについてしまった衝撃痕か!?
わかりづらいし、衝撃ちっちぇ。
お次。
我が家にはキャスター付きのコンテナスツールなんてのがございまして、それに子供たちが乗っかって移動して遊んだりするわけですよ。
残酷~。
いや待てよ・・・。
妻がネビュラチェーンを引きずった際にできたキズかも!?
なにこれ。聖闘士星矢しばり?
同じくキャスター系。
小物を置くキャスター付きのワゴンなんかもございまして、それのタイヤ痕。
しかしコレ、気になるようであれば、消しゴムとか番目の細かいサンドペーパーなんかで簡単に落ちますんで残酷判定なし。
残酷判定?
小物収納は機動力。
さ、どんどんいきましょうね。
食べこぼしのシミ~。
コレ小さなお子様がいらっしゃるご家庭ならば、ダイニングテーブルの下なんてのはほぼこの類のそれがつきますから。
見て下さいな。
写真の真ん中あたりのでっかいシミ!
残酷~。
わたくしがピクルスのビン詰めをこぼしたシミですが。
お前かーい。
シミ、まだあるぜ。
ポツポツしてるのおわかりいただけますでしょうか。
コレ洗面所や風呂場へとつながる境界部。
当然水が落ちたりすることが多くて、そのままにしてると水滴の跡なんかがついちゃうわけでございます。
小っちゃい子供は風呂上がり濡れたまんまあっちこっちとおかまいなしですもん。
残酷〜。
シミ、もういっちょ。
水回りじゃなくたってポツポツございます。
我が家で一番忙しい1歳息子の遊び場のゲージまわり。
Y・O・D・A・R・E
よだれ~。
残酷〜。
おっとココにもシミ!
無塗装ヤバいぜ、みるみる染みる。
子どもたちが床でマーカーなんか使ってお絵描きしてようもんなら、このありさま。
裏に写っちゃうかもなんて気遣いはしてくれません。
ちなみに写真の状態は、固く絞った水拭きでゴシゴシやって、いくらかうすくなりましてのコレ。
残酷〜。
さて、こんな感じでずいぶんと劣化熟成が進んでおります。
しかもこれはきっと氷山の一角なんでしょう。
もっとよく目を凝らせば、いくらでも出てくるんだろうと思います。
しかしながら床ですから、生活してりゃ大なり小なり多かれ少なかれ致し方ないでしょう。
無防備に2年間くらってるんですから。
無塗装イイとこないじゃん。
いやいやいや。
だから冒頭に書かせていただいたじゃないですか。
愛。
そのキズもシミも変色も、愛する家族の生命活動の軌跡とあらば、愛おしいしかございません。
コレ、我が家の小っちゃいのたちが一番暴れてるリビングの床です。
汚いっちゃ汚いですよ。
しかし、そんなこんなな具合もわたくしは一向に気にならない。
むしろ好き。
もちろん好みなどは個人差あると思いますが。
それに、無垢床のイイところ。
選ぶ樹種や木目だ節だなんてのに依存するとは思いますが、キズや汚れがそんな目立たない。
と、わたくしは感じております。
これも個人差ありますが。
しかしアレですよ。
「新品で最初からキズついてたけど”愛”ってことで」なんてーのはけしからん。
それはカンベンですよ。
いかがでしたでしょうか。
無塗装の無垢床、2年経過。
万が一、なんらかのご参考にでもなりましたら幸甚に存じます。
さて、我が家の無垢床、こんな調子ならばそれは年を重ねるごとに愛にあふれ、この先愛しか思いつかない。
いつかこの夢が終わるその時まで。
そういえば先日、わたくしの愛する水族館が53年の長き歴史に幕を下ろしました。
愛するものとのお別れだし、コロナをにらみつけながら行ってまいりました。
わたくしが幼き日に両親と行った水族館。
妻と二人きりデートした水族館。
娘が初めてイルカのショーを生で見た水族館。
息子が1歳になり、満を持しての家族4人全員での最後のその水族館。
逝くなアブラツヴォーーー!!
一瞬一瞬が万事最初で最後だけど、もう二度とないとなると本当の最後。
次回がない・・・努力すんよ理解。
楽しくお別れだ。
今までありがとぉぉぉーーーらぁぁ!!
わっしょーい!
堪能するぞぉぉーーー!!
キャピキャピルン、まてまて~。
当り前ですけど、終わりのないものはこの世にない。
わたくしのこの水族館への愛も、この先ずっと思い出と共に愛し続けたとて、わたくしが死ねば消え失せる。
いや、愛はどうだ?
水族館やわたくしが無くなったって、娘や息子がこの愛を受け継ぐんだろう?
そうだ!
きっと愛はなくならない!
なにこの展開。
こうなったら、叫んでやるぜ!
愛してるぜ!
床ァァァーーッ!
床かい。